「何を選ぶか」ではなく「何を選ばないか」
- 2019.10.9
婚活をていると「穴」が刺激されることがたくさんあります。
いつも似たような男性・女性に惹かれてしまったり、いつも同じパターンで別れることになったりと、自分の恋愛の趣味嗜好が見えてきたりします。
自分の愚かさに苦しくなることも、うまくいかなくてみじめな思いをすることもあるでしょう。
でも、みじめな思いをすることは、自分の穴を認めるということで、決して後ろ向きなことではありません。
自分にはどんな穴が空いていて、何を求めて相手に近づいてしまったのかがわかり、自分のかけているところが丸裸になっていくので、自然と「未完全な自分」を認めざるおえなくなります。
自分を認めるということは、いいところだけを認めるということではありません。
いいところもあるけれど、ダメなところも穢れているところもあるし、みじめなところもあるという自分の全てを認めるということです。
自分のいいとこも悪いところも認められるようになると、相手に求める条件のハードルもどんどん下がっていくので、婚活が楽になります。
「家庭の幸せを自分の幸せだと思ってれる人がいいな」
「有言実行で責任感がある人がいいな」
「性格も収入も普通の人がいいな」
「美人で毎日美味しい料理を作ってくれる人がいいな」
「三歩下がって立ててくれる人がいいな」
など、都合のいい条件に照らし合わせて相手を選ぶことがなくなります。
そして、「何を選ばないか」がはっきりしてきます。
私は、結婚相手への条件を際限なく上げてくる人がいると、「何を選ぶかではなく、何を選ばないかを1つ決めたらどう?」と提案します。
「ここだけは絶対に譲れない!」という「選ばない条件」を、1つだけ決めてもらうのです。
それ以外の人はひとまず「選ぶ」に分類して、興味がなくても一度は会ってみる。
すると、「今までの付き合ってきた人とは全然タイプが違うけど、こういう人も意外といいな!という新しい発見があります。
そもそも、自分が選ぶ人に選ばれるという確証はないし、選んだ人に選ばれても、その縁が良縁かどうかはわからないものです。
それならば、これまでの恋愛パターンを一旦手放して、最低限の「選ばない条件」だけを決めて出会いを求める方が、良縁にたどり着く確率は断然上がるのではないでしょうか。